マッチングアプリで差をつけろ~出会える確率を上げるかもしれないポイント5つ~
※この記事は男性向けです※

マッチングアプリを使い始めて一か月。マッチした人数は100人を超えた。
しかし、その内の9割以上とはこちらからやり取りをフェードアウトしてしまった。
なんと言えばいいのだろう「フェードアウトせざるを得ない」感じになるのである。
男性の立場から考えると、折角課金して、数限りある「いいね!」をして、相手からも「ありがとう!」が返ってきて、メッセージのやり取りが始まったのに、フェードアウトされている。
勿体ない。お金も、「いいね!」も、時間も、ドキドキも、勿体ない。
私の中の勿体ないお化けが顔を出してきたので、メッセージのやり取りに限らず、マッチングアプリで出会える確率を上げるポイントをまとめてみた。
①プロフィール写真で差をつけろ~Snowはもうおなかいっぱい~
自撮りでも他撮りでもどっちでもいい。でも、Snowはやめておこう。
何故なら、盛れ過ぎてしまうから。
目を大きくするわ、コンプレックスはスタンプで隠すわ、そうしていく内にプロフィール写真のあなたと実物のあなたとのギャップがどんどん広がっていく。
運よくマッチして会えるようになっても、ハードルを上げ過ぎた結果、相手は必要以上に落胆してしまう。普段通りのあなたで勝負しよう。
当然、顔が分かる写真をアップしてないのは言語道断。逆の立場で考えても、顔写真ない女性より、ある女性に目が引かれるはず。
知り合いに見つかったら気まずい?いやいや、その知り合い本人もアプリを利用しているんだったらお互い様である。心配無用。
あまり見た目に自信が無いから少しでも盛りたい?なら、笑顔の写真を使おう!マッチングアプリ内のプロフィール写真は真顔率が高く、笑顔だとそれだけで目を引きます(私調べ)。目を見張るようなイケメンである必要はない。
②プロフィール文章で差をつけろ~もはやモノマネの対象~
突然ですが、よくあるプロフィール文のモノマネをします。
初めまして!
○○在住の××と申します!
仕事はメーカーの営業をやっています。
休みの日はドライブするか、飲みに行ってます!
よく、優しい、思いやりがある、穏やか、聞き上手と言われます。
気軽にメッセージください。よろしくお願いします!
……短い。中身がない。勿体ない。
マッチングアプリはその仕様上同性のプロフィールは基本的に確認出来ない。
しかし、示し合わせたように猫も杓子も大体こんな内容である。プロフィール文に突っ込みどころがないと印象に残りづらいし、話が広がらない。
一方で、「周りからどんな人だと言われるか」だけ妙にしっかり書いてる人も多い。ハードルは下げていこう。あなたの良さは徐々に伝わっていくから焦らなくてOK。
こんな感じで書いてはどうだろう?
初めまして!
○○在住の××と申します!
仕事はメーカーの営業をやっています。大変ですが、お客さんの要望に応えられるとやりがいを感じます。
休みの日はドライブに行くか、飲みに行ってます!
この間は車で□□温泉へ行きました。のんびり出来たし、露天風呂からの景色も良くて行って良かったです!この時期の温泉は最高です笑
お酒は強くないですが、日本酒にハマっています。次の長期休みは酒蔵に行こうと思ってます。もちろん、お酒が無い食事の席も楽しめるタイプです。一緒においしいもの食べましょう!
お互いの趣味を楽しめる関係が理想なので、好きなものやハマっているものを教えてもらえるとうれしいです。
太字が追加した文章だ。事実の羅列にエピソードを足すことで、ぐっとその人の人となりが伝わってくる。それに、わざわざ「周りからどんな人だと言われるか」を語らなくても、文章で人柄はアピール出来る。
③最初のメッセージで差をつけろ~95%が書いてない一言~
初めまして!マッチングありがとうございます。○○です。よろしくお願いします!
こちらも、よくある挨拶である。95%がこのメッセージを送ってくる(私調べ)。マッチングアプリは男性の供給過多と言われている。女性側には沢山のメッセージが届き、正直差別化が出来ない。あたりさわりのないやり取りが面倒でフェードアウトしてしまう女性も多いのではないかと思う。
そこで、このメッセージに一言を足して差別化を図ろう。
初めまして!マッチングありがとうございます。○○です。よろしくお願いします!
◆◆がお好きなんですね。僕も最近ハマりました!
(女性の名前)さんはよく◆◆されるんですか?
これだけである。
◆◆には女性側がハマっている任意の事象を入れる。
マッチングアプリには、その人の趣味嗜好を表せるカードがある。「ハイボールが好き」といった趣味から、「喫煙者の人はごめんなさい」まで、幅広く趣味嗜好を言及出来る。カードを登録していると、相手と自分との間に一つくらい共通点がある。そこについて書く。
仮に、女性が「ハイボールが好き」というカードを登録していたとしよう。
初めまして!マッチングありがとうございます。○○です。よろしくお願いします!
ハイボールがお好きなんですね。僕も最近ハマりました!炭酸は強めが好きです笑
(女性の名前)さんはよくお酒飲まれるんですか?
こんな感じでメッセージを送ってみてはどうだろう。共通点があると安心するし、自分が好きなものに賛同してもらえると嬉しいものである。
ただ、趣味嗜好というのは人によって温度差があるものである。一番気まずいのは、こっちが薄い興味しかないのに、相手がガチ勢だったとき。
話を振っておきながら全然詳しくない、というのは非常にきまりが悪い。ある程度分かるものについて振った方がいいだろう。
④メッセージのやり取りで差をつけろ~でっていう~
マッチングした!でもやり取りが続かない……という方へ。疑問形で文章は終わっているだろうか?
話を投げっぱなしにして、広がりのないメッセージになってないだろうか?
先程のハイボール挨拶に返信が来たとしよう。
メッセージありがとうございます!
ハイボールハマったんですね。おいしいですよね♪
私も炭酸強めが好きです!
週末は大体飲んでます。笑
○○さんもお酒よく飲むんですか?
これに対する返信でよくありそうなのはこんな感じだろうか。
返信ありがとうございます!
はい、僕もよく飲んでます!
……結構あるあるな流れだと思う。「で?」って言うしかない感じである。
ベタな手ではあるが、やはり疑問形の方が会話は続く。顔見知りならまだしも、相手はマッチングアプリでしか繋がっていない相手である。一度やりとりが途絶えると再開するハードルは非常に高い。最初の会話をどこまで続けさせるかがカギになる。
とは言え尋問にならないよう、徐々に話の幅を広げていくのが◎
上記の例なら、
ハイボールの話⇒よく飲みに行くエリア・お店の話⇒(中略)⇒お勧めのお店を教えてもらって、そこに他の人と行く⇒感想+感謝を伝える⇒「行ってみたいお店があるので、今度よかったら一緒に飲みに行きませんか?」でどうだろう。
すぐに相手を誘うのではなく、あえて他の人と行くのがポイント。
⑤最低限のマナーで差をつけろ~一大人として~
まとめて書こう。
・最初は敬語を使おう
→先述したが、同性のプロフィール写真を見ることは原則出来ない。しかし、「人気会員のプロフィールを見る」というボタンを押すと、同性で「いいね!」を沢山集めている人のプロフィールを見ることが出来る。
プロフィール文を読むと、「タメ口苦手です」という一言が書かれていることが多い。わざわざプロフィールに書くということは、結構な割合でタメ口でメッセージを送る人が多いのだろう。そして、タメ口は相当なマイナスポイントなのだろう。
「年下だし……」「敬語より親しみやすいよね!」という理由でタメ口で初回のメッセージを送っているなら、やめておいた方が賢明だろう。
マッチングアプリうんぬん以前の問題に、一大人として初対面の人にタメ口で話しかけるのは×。
・すぐに住んでいる場所を聞かない
→プロフィールには居住している都道府県名までは書けるが、具体的な市町村は表示されない。そのせいもあってか、メッセージのやり取りを始めて間もないタイミングで「どの辺住んでるの?」と訊かれることが多い。
もちろん、「現実的に会える距離か?」気になる気持ちは十分分かる。しかし、素性の知れない人に住んでいる場所を知られるのは怖い。もし訊くとしても、マッチングした直後はちょっと早いだろう。
長くなったので、まとめるとポイントは5つ。
①Snowは使わない
②プロフィールはしっかり書く
③最初のメッセージに共通点を書く
④メッセージは疑問形で終わらせる
⑤一大人として良識ある振る舞いをする
「そんなしゃらくさいことするか!」と思われるかもしれないが、出来てない人が多いからこそ、これでグッと差別化は出来る。差はつく。
勿論、必ず会えるという保証はない。
病み期を抜け出す3つの視点
職場や学校で嫌なことがあり、家に帰っても引きずってしまう。もしくは、思い当たる節は無いけれどなんとなく落ち込んでしまう。
そんな時、すぐに気持ちを切り替えられたり、「まあ、そんな日もある」と割り切れる人ばかりではない。かく言う私は結構負のループに陥りがちだ。
沈んでしまうと中々前向きな気持ちにはならない。時間が解決してくれることも多いが、自然に身を委ねること自体に不安を感じることがある。そこで、私は自発的に病み期を抜け出せるよう、三つの視点を持つようにしている。
①病むのは夜だから
不安に駆られる時間帯というのは、もれなく夜ではないだろうか?そこには科学的裏付けがある。夜は、昼間に比べて幸せ物質とも言われるセロトニンの分泌量が減ってしまうのである。セロトニンが脳に伝達されると、不安や恐怖感が落ち着く。逆に、十分なセロトニンが分泌されていないと気持ちが塞ぎこみがちになってしまう。
病んでしまうのは夜だから仕方がない。翌朝になれば多少は前向きになれる。
病んでしまったら、早く寝てしまうに限る。
②病むのは人に依存しているから
義務教育中ならまだしも、成人してもなお自分がうまくいかない理由を環境や他人に求めるのは些か幼い感じがする。たとえ客観的に見て周囲が悪かろうとも、そこから離れたり、改善の努力をしたり、割り切ったりと、なす術はいくらでもある。そして、もしそうした方法を実践していなかったとしたら、自分が悪い。……と、私は思うことにしている。要は人のせいにしないこと。
病んでも人は助けてくれない。自分のことは自分でやってしまうに限る。人に依存したところで誰も責任は取ってくれないし、自分で決められる方がよっぽどすがすがしい。
とは言え、何もかもを自分のせいにするのはそれはそれで苦しい。そういう時は、ただタイミングが悪かったのだと思うことにしていた。
③病むのは楽しみが無いから
毎日淡々と会社・学校と家を往復するだけの毎日ではつまらない。なので、私は毎日何かしらの楽しみを味わえるよう工夫した。連ドラを追いかけたり、リラクゼーションサロンを予約しておいたり、おいしい食べ物を食べたり。出来るだけ、毎日仕事や学校後に楽しめるものがいい。外に出ていく余力が無いくらい疲れている時期なら、Amazon等で欲しいものを注文しておくのでも十分。
普段頑張っているのだから、楽しみを持つくらい当然のこと。楽しみがあれば日々に張り合いが生まれる。
さて、これだけ書いておきながら、私自身①~③を意識しても元気になれないことがあった。
そんな時、私は周囲の勧めもあって病院へ行った。結果、早期の受診・治療(入院)によって、大事に至らずに済んだ。
落ち込みから中々抜け出せない、眠れない、胃痛が止まらない等々、体にいつもと違うサインが現れた場合は、早めに病院に行くことをお勧めする。
「このくらい大したことない」「病院に行く時間が無い」「職場を抜け出せる雰囲気じゃない」……という方もいらっしゃると思うが、健康はかけがえのない財産である。会社の代わりはいくらでもあるが、あなたの健康は一つだけしかない。
どうか自分を大切に。
なんやかんや趣味は大切――趣味が無いあなたへ捧ぐ10の趣味――
「趣味は何ですか」と訊かれて、即答出来る人はどのくらいいるのだろうか。
「趣味は何ですか」――社会人になって最も訊かれたことかもしれない。やってる仕事の内容でもなく、家族構成でもなく、趣味がベストオブベスト。
趣味を訊きたい気持ちは分かる。共通の趣味があれば盛り上がるし、変わった趣味だったらツッこんでみたくなるし。
もし野球が趣味だと言われたら、「観る方ですか?やる方ですか?」「ポジションは?」「何歳からやってるんですか?」「えっ、じゃあ○中の××くん(任意の同級生)知ってますか?!」みたいに、野球全然詳しくない私でもどんどん話題が膨らんでいく。もれなくその人の経歴とか、人生観にも触れられる。そう、詰まる所趣味の話題とは話のとっかかりなのだ。
逆に、趣味が無いと本当に話題に困る。
趣味と訊かれて即答出来るものが無いと、本当に地獄。
「趣味?うーんと、映画鑑賞かな……最近見たやつ?あー全然映画館行けてなくて(笑)アマゾンプライムでたまに観る程度で……洋画と邦画だったら邦画が好きですね。○○(任意の映画タイトル)?あーすみません、それ観たことないですね…………ですね、めっちゃ話題になりましたよね。……本数?月に、まあ、二~三本くらいは観ますね…………ハハハ……」
本当に地獄(二回目)。
趣味の話題になると、基本的にガチ勢である前提で話が進むの、あるあるだと思ってます。
社会人になると、休日は
①寝る②人と会う③家事④YouTube見る
のいずれかでつぶれてしまうことが多い(私調べ)。しかし、ふっと何もない日も生まれる。そんな時思うのだった。ガチな趣味がある人にはこんな空虚な時間(とき)は無縁なんだろうなと……。
そういう訳で、趣味探しに挑戦してみました。おすすめ度もつけてますので、趣味が無いよ~というアナタ、よければ参考にしてみてください。
①ヨガ:★★★★
意外と初期費用も抑えて始められる。YouTubeにもレッスン動画が上がってるので、自宅で気軽に始められるのもよい。身体が固くても問題なし。少しずつ出来るポーズが増えていくと嬉しい。
②読書記録:★★★★
読書ではなく読書記録である。読んだ本の感想をブクログに書くだけ。短文で投稿出来るのでとても気楽。漫然と読むよりはかどる。
③ドライブ:★★
地元ならまだしも、慣れない土地のドライブは疲れる。思いがけない渋滞に巻き込まれたり、道を一本間違えてヒヤヒヤしながら住宅街を彷徨ったり。そういうのを楽しめる人にはおすすめ(=私にはしんどかった)。
③裁縫:★
家庭科3(5段階評価中)の私には無理な話でした。
④資格の勉強:★★★★★
転勤先に知り合いがいなかったので、土日のほとんどを資格の勉強に使っていた時期があった。お蔭で一発で受かってしまう。趣味が無くなった瞬間でもある。他の資格の勉強を始めればいいのかもしれないが、手が進まないあたり私はそこまで真面目じゃないらしい。
⑤メルカリ:★★★★
断捨離も兼ねて始める。プライシングの練習にもなるし、部屋の片づけも出来るしで一石二鳥だった。
ただ、無礼な購入者に腹が立つのは考えもの。5,000円で出品してるのに「2,000円なら即決です!」?ん??
その辺りさえ目を瞑ればとっても楽しい。買うのも楽しい。
⑥旅行:★★★
基本的に一人旅。車で1時間の旅から、新幹線+特急を乗り継いで五時間の旅まで。現地でそこに住む知り合いと合流するのも大変楽しい。もっと旅立ちたいところだが、お金に余裕が無いと出来ない趣味。
⑦ビジネスホテル宿泊:★★★★
近隣の県に行って、ビジネスホテルに泊まる。それが目的。⑥旅行はあくまで人に会うことや観光や食事が目的だったが、こちらは泊まること自体が目的。あえてあちこち歩き回らず、ビジホでローカルニュースを見ながらテイクアウトしたごはんを食べたり、のんびり大浴場に入る。すごく楽しいが、ある程度お金に(以下略)。でも⑥旅行よりは費用を抑えやすいのでおすすめ。どこまで安くできるか、という観点でチャレンジしてもいいのかも。
⑧飲食店開拓:★★★★★
食べログでぱっと目に付いた店に、もしくはプラっと歩いて目に付いた店に一人で行く。それだけ。カフェ、ラーメン、ステーキハウス等等。ジャンルは問わず、「食べたい!」という欲に忠実に動く。
普段の私であれば行きつけのお店にばかり利用してしまうが、意図的に行ったことのないお店に行くようにしていた。
賛否両論あるかもしれないが、お店で食事が出てきたらこっそり写真を撮るようにしている。後から見返しても楽しいし、やはり記録することは思い出につながる。
⑨ペン習字:★★★★
いい大人なのに字が汚い。そう気づいて、本屋さんでペン習字の練習帳を購入。一冊まるまるなぞると、手前味噌だがかなり美文字に近づく。一冊書ききらずとも思ったより即効性があったので、字を少しでも綺麗にしたい方には本当におすすめ。字を書くのが楽しくなる。
ヨガと違って、自分一人で全うするのは難しいと感じた。春からはパーソナルジムに通おうと思っている。
半年程度で色々手を出した。とりあえずは自分一人で出来る系の趣味探しに挑戦。今回は比較的インドアな趣味に偏ったので、今後は、友達等も巻き込んでアウトドアな趣味探しに挑戦していきたい。
趣味ですか?趣味を探すことです。
成長出来る環境とは
「弊社は成長出来る環境です」と企業側が提示してきたときは注意が必要だ。
もれなく、
・残業バンバンあります
・無茶なノルマを課せられているので、プレッシャーが付き纏います
・教育体制が不十分で、各自の根性で補ってもらいます
……といったことを「成長出来る環境です」と言い替えてる場合があるからだ。
一方、求職者側の想像する成長出来る環境とはどのようなものか。
・残業は悪!生産性を重視する職場です
・各自の裁量に任せるスタイルです
・研修や資格取得支援制度を完備しています
取りあえず私がパッと思いついたものを挙げてみた。
お察しの通り
・残業⇔生産性
・ノルマを課せられている⇔裁量に任せる
・教育体制が不十分⇔研修や資格制度を完備
といった感じで、対になる。
「どのように成長したいか」と立ち止まって考えると、赤字のような成長を望む人は多くないだろう。
勿論、残業やノルマの一切を無駄だと切り捨てる訳ではないし、研修が必ずしも必要だとは言い切れない。しかし、そんな環境で定年まで働きたいと思えるだろうか?私は思わない。もっと働きやすい会社はどこかにあると信じている。
「成長したい」という思いは本来尊いものだ。
しかし、世の中には成長という言葉で労働者を酷使する企業もある。
やりがい搾取という言葉が使われて久しいように、成長搾取という言葉もいつか生まれるかもしれない。
仮に、赤字のような成長搾取がはびこるとどのようになるか。搾取される側が疲弊する?それはもちろん。もっと根深いのは、搾取された人間が搾取する側の人間になること。つまり、他の人間にも同じ「成長」を望んでしまうということだ。
搾取の連鎖が続いていくと、それで企業活動が続いてしまう。次から次に成長搾取の餌食が生まれて、ついていけない人は「使えないやつ」の烙印を押されてしまう。「使えないやつ」は自信を無くして、職も無くす。
しかし、私は「使えないやつ」の烙印なんて存在しないと思っている。むしろ、逃げるきっかけを見つけられた幸運な人だと思う。
会社なんていくらでもある。でも、あなたの体は一つだけしかない。
自分の長い人生を考えたとき、ほんの数か月、ほんの数年休んだって大したことじゃない。
ん?金銭的に困るから、そんな簡単に辞められない?
本当に困ったらバイトするなり、誰かに借りるなりしたらいい。今まで頑張ったあなたを見ている人はどこかにいる。誰よりあなたが知っている。お金と体どっちが大事なのよ。というか、辞められない理由って、本当にお金なの?世間体とか自分のプライドじゃないの?
少子高齢化が著しい昨今、もれなく人生は長く続きます。のんびり楽しく生きていきましょう。
分からないことを分からないと言えること
子供の頃、よく親や親戚から「生意気だ」と言われていた。子供のくせに大人と同じようにモノを言うのが気に食わない、とも。
()を使って補足すると、
(何も知らない)子供のくせに、(子供よりうんと人生経験を重ねている大人に向かって)大人と同じようにモノを言うのが気に食わなかった、といったところだろうか。
確かに、成人した私も子供から同じ目線でモノを言われたら多少は腹が立つかもしれない。でも、生意気とは思わない。誰の影響でそういう物言いになったの?という興味が先行する。とは言え、自分の子供だったらそうもいかないのかもしれないが。
おぼろげな記憶であるが、「生意気だ」と称される際、私はもれなく大人を質問攻めにしていた。
「どうして午前と午後があるの?意味あるの?」「どうして結婚するの?どうして結婚しないの?」「どうして一週間は七日なの?」……そんなことをひっきりなしに聞いてくる子供は、確かに生意気という言葉で丸め込むしかなかったのかもしれない。いくつになっても分からないことはある。でも大人が「分からない」と言ったら、子供は「なんで分からないの」と言ってしまう。そして質問のループが延々と続いていくのだ。
では、大人はどうしたら良かったのか。
「この本で調べなさい」と適当な本を渡すか、「一緒に調べよう」といってネットで検索をするのが現実的かなと私は思う。
さて、「生意気だ」という言葉の意味を理解し始めた私は、優等生方面へとシフトした。このままでは大人に嫌われてしまうと気付いたのだ。子供にとって大人――親や先生は神様みたいなものだ。神様に嫌われたら生きていけない。
私の思う優等生――物分かりがよく、面倒な質問をしてこない子供は、もれなく大人から気に入られた。勉強やスポーツが人並みやそれ以下でも、日々の振る舞いだけで信頼を集めた。先生に叱られる同級生を見て、親からの口出しに反抗する兄弟を見て、優等生でよかった、と生意気にも思っていたし、持て囃される自分のことも嫌いではなかった。
優等生の私は思春期を迎え、高校受験、大学受験をパスし、就職活動を始める年になった。
そこで最大の挫折感を味わうこととなる。
書類選考はもれなく通るし、面接も途中までは進む。でも、いつも最終面接で落ちるのだ。
今になって気付くが、私は無意識の内に「模範的な就活生」を演じていた。そのせいだと思う。
幼い頃に生意気な自分から脱却するために、優等生を目指したのと同じだった。
優等生は物分かりが良く大人に手間をかけさせない。だから、例え理解が及んでなくても一度の説明で全部分かったように振る舞う。
模範的な就活生は業界や業種のことをよく理解している。だから、面接官の口から分からない用語が出てきても、知っているような顔をしなければならない。それに、何か質問されても用意してきた言葉を暗唱して、隙を見せない。就活サイトのコラムにあった、よくある質問100選みたいなのを片っ端から見て、律儀に答えを用意していた。
分からないことを分からないと言えないようにした。
案外人は自分以外の人間を演じられる。でも、それではボロが出る。
それは、私のちっぽけなプライドのせいでもあった。物分かりのいい優等生人生が長すぎて、分からない自分を認めたくなかった。分からないことは恥ずかしいことだと心底信じていた。分からないことが無い人間なんてどこにもいないはずなのに。
模範的で全てを見知っている風な人間と、働きたいと思う物好きがどこにいるというのだ。私を落とした面接官の審美眼は間違いなかった。
そんな私でもどうにか内定を頂き、大学を卒業した。
就職してからは、一層分からないことだらけだった。と言うより、分からないことしかなかった。業界の知識、仕事のマナー、人間関係、分からないことまみれだ。そんな時に、私は「分からない」と言えなかった。言えばよかったのに、言えなかった。今まで「分からない」と言う経験を積んでこなかったから。しょうもないプライドが私の口を塞いで、一年目は苦しかった。
そんな社会人一年目を終えた私に転機が訪れる。転勤だ。
転勤後は、それまでとはガラっと違う仕事を任されるようになった。非常に緊張したが、職場のメンバーは私を完全なビギナーとして受け入てくれたため、あちらから「分からないことはない?」と聞いてくれたのだ。これが本当私にはありがたかった。私の質問にとことん付き合ってくれた。その場で質問に答えてくれたのは勿論、後から「さっきの補足なんだけど……」と参考資料を見せてくれたりもした。
そして、「こういうことで合ってますか?」とか「前回こう教えてもらいましたが、今回の場合はこうですか?」と私が確認すると、「そうそう!よく分かったね」とあたたかく褒めてくれた。こうして書いてみると、本当に恵まれていたと思う。私の最初の社会人生活で一番充実した一年だった。周囲のお蔭で知識もどんどん増えて、自信もついた。何より、分からないことを分からないと言えるようになった。
コミュニケーションだって同じだ。
初対面の相手と膝を突き合わせて話すとき、相手の経歴や考えを訊いて、その人となりを知っていく。相手の言葉を聞いて、分からないことがあれば「それは何ですか?」と訊いてみる。「こういうことですか?」と確認してみる。そうすると、相手はより掘り下げて話してくれる。
逆に、私が私の話をするとき、相手から「どうしてそういう選択をしたの?」と訊かれたって嫌な気持ちはしない。具体的に話して、それで相手が「なるほど!」と納得してくれるとすごく嬉しくなる。「むしろ、こういう道もあったんじゃないの?」と返しもらえるのも面白い。自分の視野が広がるのは楽しい。「確かに」と頷くもよし、「いや、私が言いたかったのは……」と言葉を選び直すのもよし。
ところが、「全て分かってますよ」という顔をされたらどうだろう。気味が悪いし、こっちに興味が無いのかなとも思う。コミュニケーションは掘り下げてナンボ。日本史の一問一答じゃあるまいし、一つひとつのことを掘って相手を知る方が面白いし、お互いストレスフリーだ。
仕事の話に戻ろう。仮に教える立場になったとしても、「分からない」と言ってもらえる方がよっぽど安心する。もちろん、忙しくて丁寧に教えることが叶わないこともあるだろう。それでも、全く教えずに放置したら、訊いた側は勝手に判断して行動してしまう。そのリカバリーをする手間を考えたら、教えることなんてお安い御用だ。
分からないことは劣っていることではない。分からないのは当たり前。
でも、「分からない」を重ねれば重ねるほど、自分が豊かになる。
新しい職場では「質問の鬼」とでも呼ばれるくらいの質問芸人を目指したい。
やめられる人間になれました――「『いつでもやめられる』ことこそ強者の特権」を読んで
はてなブログ読者の方には、社会派ブロガーちきりんさんをご存知の方も多いだろう。
私がちきりんさんの著作を読み始めたのは、遡ること五年前ーー大学二年生の時だった。
正直、初めて読んだのがブログだったのか著書だったのかは思い出せない。しかし、初めて彼女の文を読んだ時の衝撃は今も鮮明に覚えている。
地方生まれ地方育ち、地方国立大に進学した超ドメスティックな私にとって、彼女の言葉はどれも新鮮だった。彼女の存在を知った日から、「みんなと同じが一番いい」と信じてた(と言うより、その価値観を疑う発想がなかった)私は彼女の本とブログを浴びるように読んだ。彼女の作品を通して、私は自分と対話した。
中でも、「未来の働き方を考えよう」は就職を控えた私にとって心強い味方だった。
当時の私は、やってみたいことも自分に向いてることも分からず、就職活動を酷く恐れていた。
しかし、ちきりんさんの本を読んで、とりあえず働いてみて、その経験をもつて二回目の職業人生を考える、という選択肢を知った。
結果、私は新卒で入社した会社を三年足らずで辞めた。
辞めた一番の理由は、仕事が面白くなかったから。二つ目に、自分の理想となる姿(モデル)を社内で見つけられなかったから。三つ目に、全国転勤に耐えられなかったから。
過ぎ去ったことなので今更一つひとつを掘り下げはしないが、今こうしてはっきり退職理由を言語化出来る自分にほっとしている。
(本当はハラスメント系もあるけど割愛)
辞めるか続けるか迷ってる時は、上記の理由がごちゃ混ぜになって苦しかったものだ。
迷ったのに何だかんだ辞められたのは、そして辞めた後に全く後悔をしていないのは、ちきりんさんの本を思い出したからである。
職業人生は二回あるものと考える。
海外旅行だって、初めて行く土地ならパッケージ旅行を利用する人が多い。でも、二回目は一回目の経験を活かして自分でアレンジすることも可能だ。
それと同じで、人生において職業選択の機会は二度あると考える。
――そうだった、私は新卒の就活の時、とりあえず働いてから考えるって決めたんだった。
そして、考えて、決める時が到来したのだーーそう思い至った。
前職の経験が全て無駄だったという訳ではない。三年弱の間、様々な人と出会えたし、色んな場所に行けたし、沢山のチャンスも貰えたし、何より自分のやってみたいこと・やりたくないことがはっきりと分かった。
三年足らずで気付けたこと、そして辞める決断が出来たのは本当にラッキーだと思う。
あのまま続けていても、いたずらに年を重ねるだけだった。
ちきりんさんのお陰で、「大手企業に入ったのだから一生勤めなくてはならない」「転職するなら在職中がいい」みたいな「あるべき」から解放された。誰のためでもない、自分にとって幸せな人生を考えられるようになった。
退職後に就職活動を始めたが、無理に自分に合わない会社に入社しても二の舞だと思っているので、ゆっくり考えている。まあ、究極生き延びられたらいいので、どうにかなるだろう。
、、なんてことを考えているときに、ちきりんさんのエントリーが更新された。
すごくタイムリーな記事だったので、ついこうして筆を執った次第。
「辞めて正解だったんだよ」と会ったこともないちきりんさんに激励された気になった(勝手にすみません)。
ちきりんさん、届かないと思いますが、ありがとうございます。
P.S.改めてちきりんさんのブログを読み返すと、私は下記エントリーで言うところの左上に該当してました。
まさに、長続きしなかったです、ソコ。